真田紐・帯 鱗文様の織り方1

鱗文様を分かりやすくするために 下のようなグラフ用紙に書いてみました。
(表から見た図になります。)
各文様を続けて織るための都合で 経糸総数は64本にしました。
(1目盛りは2本として勘定しています。)
経糸数等はご自分のデザインで変えていけばいいので 
このようなグラフ用紙に書いてみると理解しやすいと思います。
1~6の数字は段数・・・つまり表6本、裏6本の綜絖を作ればこの柄が織れることになります。
1段ごとに柄が変わりますので、緯糸はある程度太くしておくと柄が出やすくなります。。

綜絖1では左から赤の経糸16本 青の経糸16本をすくって
糸綜絖を掛けていったことを示しています。
二重織の真田ですから表の綜絖を掛けた後、裏面にも綜絖を掛ける必要があります。
腰当を外し、原始機を左に180度回転させて 表の色と反対の色に綜絖を掛けていきます。
表の綜絖1が  
赤16 青16なので
裏の綜絖1では 
青16 赤16・・と言った風にです。
したがって上の鱗を織るためには 表の綜絖が6,裏の綜絖が6、計12本の綜絖が必要です。

上の図で段数6まで数字を入れています。6の裏綜絖が織れたら、図のように5の表、裏・・・・といったように逆に綜絖を繰りながら柄を出して織り進めていきます。

上下12本の糸綜絖を掛けるのは大変手間が掛かりますし、 集中力も必要です。
次のぺージで綜絖の作り方を説明いたします。

綜絖2
綜絖1
   綜絖6   青16          赤16
  綜絖5   赤2   青14  赤14   青2
  綜絖4   赤6    青10   赤10   青6
  綜絖3   赤10   青6    赤6     青10
    赤14   青2    赤2      青14
    赤16          青16
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6
3
上の図の説明