中筒
古代からの織と編み
錦とは赤、白、黄色等数色の色で織られた絹織物の意味だそうです。
真田織も錦といえるのでしょうか。
12本のそうこう
拡大すると
こんな風に一本づつそうこうを持ち上げて
ひし形の文様を出していきます。
糸綜絖数12本
花ござの材料となるガマ。
茎の下の弾力性のある部分」が使われます。
茎の周りの柔らかい皮のようなところは、
縄になります。
昔から生活に利用されて、無駄のない植物です。
奥の方を柱に結わえ、手前側は自分の体に結わえます。
織れた部分はと2本の棒でくるくる巻いて織り進みます。
上の写真は2本の棒で巻いていたのをはずし、
織り上がったところを広げています。
近くの休耕田でガマを取り、
教えて頂いたのを思い出しながら編んでみました。
模様の部分は楮を染めて使用。
旭川で教えていただいた花ござ.
クッションのように柔らかい
ござの出来上がり
羅や文羅はうすものとかうすはたとも呼ばれます
その名が示すように透けて軽い、優美な織物です。
辞典では縦、横ともにごくごく細い糸を使い、とありますが、
私のうすものはかなりの太めです。でも私にとっては苦心作
もじり織
平地浮文同口錦 組織要領図
上のストールは刈萱、葛、紫紺で染めました。柄がはっきりしませんが、文羅です。
このような織物はトンカラ、トンカラという訳にいきません。
織図を見ながら一段ずつ織り進めました。本当に手の技のすごさを感じます。
私は高機で織っていますが、これもまた昔は原始機で織られたものです。
このもじりはアンデスのもじり織をなさっている畑中千恵子さんの教室に通っている頃の作品です